
昔テレビで見たネット商品がやたら大きい段ボールで送られてきたというニュース。
それを見た時に覚えた恐怖がトラウマになった商品。
遂に自分が出荷される日、やたら大きな段ボールを持ってくる作業員。
まさかそんなはずはないと思いたかったが、そんな希望も虚しく自分の前に止まった。
無言で大きな段ボールを組み立てる作業員。
手慣れた様子だ。
自分は小さな段ボールの切れ端にラップで包まれ、裏側に両面テープを付けられて大きなダンボールに入れられた。
唯一の希望は自分の中身がメガネ型ルーペであることだけ。